この度、枡記念病院は、令和3年度の救急功労者表彰・総務大臣表彰を受賞いたしました。今回の受賞は全国で団体表彰が 1 団体(当院のみ)、個人 12名が選ばれました。本来であれば「救急の日」の9月9日に東京において表彰式が行われ、総務大臣より表彰状の授与が行われる予定でしたが、今般の新型コロナウイルス感染症による緊急事態宣言を受け中止となりました。そのため、去る11月19日、当院において表彰状の伝達式が行われ、安達地方広域行政組合消防本部消防長 加藤幸夫様より表彰状が伝達されました。
当院は平成24年度にも「救急医療功労者厚生労働大臣表彰」を受賞しておりますが、この度の受賞は、安達地方の救急告示病院として脳疾患領域を中心に重篤患者を数多く受け入れ、近年ではDMAT隊を発足し全国各地で発生した災害現場に隊員を派遣したことや、敷地内にヘリポートを設置し県内全域からの受け入れ態勢の充実を図り、高度化多様化する救急医療に注力してきたこと、更には独自に運用する「脳血管障害傷病者早期搬送システム」により、救急車が現場に到着する前から治療開始までの時間を短縮させ、救命率向上に取り組んでいることなどが評価され受賞につながったものと思います。
今回の受賞は、当病院の救急医療や災害医療に対するこれまでの取り組みのみならず、安達地方広域行政組合消防本部の皆様方の多大なるご尽力、そしてお互いの緊密な連携の賜物と考えております。今後もさらに救急搬送の効率化を図り、お互いの連携をより密にして地域の救急医療体制の充実と発展に努めてまいりたいと思います。
                                                枡記念病院 病院長 太田 守