病院独自の、クリニカルラダーにそって院内教育とキャリアアップ支援により216床の中規模病院ですが、認定看護師5名・特定看護師4名・診療看護師1名が勤務しています。
臨床看護の質の向上を目指し集合研修や分散教育での学べるシステムの構築を行い、一昨年より、学びたい時にいつでも学べる教育システムを導入(臨床看護のeラーニング)隙間時間や自宅でも看護を学べる環境に喜びの声があがっています。
タスクシェア、タスクシフトにも多職種で取り組んでいます。
スタッフ個々人の学びが現場で還元でき働きがいのある職場になっています。
新人看護師の教育目標
年間目標
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1
社会人としての自覚を持ち、看護師の役割を理解する
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2
日々の看護業務を通して、看護実践能力を身に付けることができる
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3
スタッフの役割を理解し、チームメンバーとしての役割を遂行する
各期の目標
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1
社会人としての自覚を持つ
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あいさつができる
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身だしなみや礼儀正しい言葉遣いができる
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自己の体調管理ができる(遅刻しない)
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-
2
看護師としての自覚を持ち、患者に接することができる -
3
部署の構造や特殊性を理解することができ、病院全体の仕組みや他部門との連携のとり方を知ることができる -
4
情報収集方法を習得し、患者の状態を把握することができる -
5
報告・連絡・相談ができる -
6
ピックアップされた看護技術が実施できる
-
1
看護師としての自覚を持ち、患者に接することができる -
2
収集した患者情報を元に、自分なりにアセスメントした上で報告や相談をすることができる -
3
ピックアップされた看護技術が実施できる -
4
部署の業務の流れを理解し、それぞれの患者について事例展開することができる -
5
入退院、転棟の業務の流れが分かり、実施できる
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1
重症患者の病態をアセスメントし、看護の実施ができる -
2
人工呼吸装着患者の看護が実施できるようになる -
3
事例展開を生かした看護を考えることができる -
4
ピックアップされた看護技術のうち未経験の技術、処置、検査を明確にし、学習、実施することができる -
5
死亡時の看護の流れを述べることができる
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1
急変時の流れ、看護について自己学習を進め、自分の役割を述べることができる -
2
ピックアップされた看護技術のうち、未習得の看護技術を実施できるようにする。また、経験不足である技術に関して、積極的に取り組むことができる -
3
1年を振り返り、来年度の目標を明確にできる
新人看護職員研修プログラム一覧
研修目的
- 新任看護師の一体感を高め、不安を和らげる
- 看護組織で活動するための基本的知識、技術を統一する
研修内容
- 倫理や接遇についての講義
- 理学療法士や薬剤師による専門的知識の講義
- 基本的な看護技術取得に向けた演習
研修目的
- 入職後1ヶ月の自分を振り返り、お互いの現状を共有し自分を振り返る
研修内容
- 入職1ヶ月における自己成長や困って いること、悩んでいることなどについてのグループワーク
研修目的
- 入職後3ヶ月の自分を振り返る
- 患者の安全・安楽を考えた、看護実践能力を向上させることができる
- リアリティショックを緩和し、職業人としてのキャリア意識を得る
研修内容
- 入職後3ヶ月における自己成長や不安などについてのグループワーク
- DVDによる急変時の対応確認
- MEによる人工呼吸器の取り扱い方説明
研修目的
- 入職後6ヶ月の自分を振り返る
- 多重課題、時間切迫下で安全に優先順位を考えた行動ができる
研修内容
- 入職後6ヶ月における自己成長や不安などについてのグループワーク
- 多重課題場面の事例やKYTシートを用いた演習
研修目的
- 1年を通し、職業人としての姿勢、患者との関わりなどのレベルアップを確認し、2年目へ向けて次の課題を見出すことができる
研修内容
- 自己成長と今後の課題についてのグループワーク
- 2年目の看護師として、今後どのような看護をしたいか、また、現在の「看護観」をレポートする
継続教育プログラム
新人看護職員研修
新卒者(レベル1)
新卒者に対して、病院ならびに 看護についての理解を深めるための教育を行い、職員として早く看 護活動に従事できる能力を養うことができる
4月に新卒者集合教育、その後1ヶ月・3ヶ月・6ヶ月・12ヶ月の計5回の集合教育を行う
- 講義
- 演習
- グループワーク
- レポート
3年目継続教育
入職後3年目(レベル2)
- 科学的根拠に基づいた看護過程の展開ができる
- 自己の行った看護を振り返ることができる
事例検討または症例検討
- 事前課題
- 発表
プリセプター研修
プリセプターの任をうけたもの(レベル3)
プリセプターの役割が発揮できる
3月とその後、1ヶ月・6ヶ月・12ヶ月の計4回の集合研修を行う
- 講義
- グループワーク
- レポート
アテンダント研修
アテンダント
看護チームの一員としての自覚を持ち、アテンダントの役割を果たすことができる
年に2回集合研修を行う(実技研修と接遇研修)
- 講義
- 演習
看護研究
看護研修の過程を実現することにより、研究的思考を身に付け、看護の質の向上を図る
- 毎年1回、枡病院とおおぞら訪問看護と合同で開催
- 各部署、2年に1回の発表
- 発表
伝達講習
参加した研修の内容について伝達することで、情報の共有と看護の質の向上に役立てることができる
年に2回、選択した研修について伝達講習を開催
- 発表