お知らせ
【ナースの活動報告】
院内BLS研修&脳の健康検査
2024.12.11
院内資格取得BLS研修会を実施しました。
1.研修の目的と参加対象
10月26日、当院では一次救命処置(BLS)に関する研修会を実施しました。本研修は、
『急を要する方の早期発見・By standerの育成』を目的とし急変時に迅速かつ正確な対
応ができるようにすることを目指しています。対象者は関係法人を含めた医療従事者に
加え、掃除職員や警備員など委託職員の院内で働く全職員を対象にしています。今回の
研修会では23名の参加がありました。
2.研修の内容と具体的な実践事項
研修では、講義と実技を交え、非医療従事者にもわかりやすいトレーニングを実施しま
した。早期発見のための「気づき」から、院内特有の患者状況に合わせた車椅子・スト
レッチャーの選択・移乗方法、心肺蘇生法(CPR)、気道確保・人工呼吸、AEDの使用
方法を中心に緊急時の行動を実践的に学ぶ機会となりました。
3.今後の取り組み
今後も定期的に関係法人全体の研修会を実施し、関係法人内で働く全職員が緊急時に適
切な対応を取れる環境づくりを目指します。当院は、地域医療と院内安全に対する取り
組みを強化してまいります。
脳の健康診断
枡記念病院では、令和6年9月に、二本松市高齢福祉課包括ケア推進係と共同し脳の健康検査を行いました。検査ではファイブ・コグという検査を行いました。ファイブ・コグは、今、自分自身の脳の力がどのくらいあるかを見る検査になります。この検査は、認知症を調べるための検査ではなく、自分の力を知り、これからどのような生活をしていくことで認知症を予防していくことにつなげるための検査です。
今回、8名の方が参加され、検査を実施しました。その検査結果をもとに受講された方それぞれに、これからの生活の中で注意したほうが良いことや気を付けなくていかなければいけないことをアドバイスさせていただきました。参加された方々は熱心に検査を受け、アドバイスに対しても熱心に聞かれていました。また、検査だけでなく脳の体操としてのレクリエーションや、管理栄養士さんからの食事で気を付けたほうがいいことなどもお話ししていただきました。
日常生活の中で、小さのことから気を付けていくことで認知症の予防につなげ、健康で楽しく今後の生活ができるようになればいいのではないかと思います。今後も、枡記念病院では、認知症の啓発活動を行っていきます。興味・関心のある方がいたら気軽に今後の活動に参加していただければと思います。