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臨床工学科

臨床工学技士をご存じでしょうか。現代の医療で欠かせない様々な医療機器の知識を持ったスペシャリストです。今後益々増大する医療機器の安全確保と有効性維持の担い手としてチーム医療に貢献するメディカルスタッフです。
当院の臨床工学科は透析業務を主とし、血管内治療業務、手術室業務、機器管理業務、ペースメーカ業務、在宅用医療機器管理業務を行っています。
【臨床工学科スタッフ】2024年4月現在
臨床工学士 6名(男子2名、女性4名)
業務内容
●透析業務
当院では透析室16台、発熱外来用1台、病棟用1台の合計18台の透析装置があり、月・水・金の午前と午後の2クール、火・木・土の午前の1クールを行っています。透析治療を安全に行う為に透析装置のメンテナンスや操作を実施し、透析患者により良い治療を提供出来るよう努めています。
●血管内治療
当院ではカテーテル室1部屋を脳神経外科と循環器内科で使用しております。
- 脳神経外科
当院の診療圏を管轄している消防本部と連携し、脳卒中疑いの患者をいち早く収容し治療を行うシステム(FAST-A)を2018年6月に導入し、その中で我々臨床工学技士は使用カテーテルの準備を行い、術者のサポートを行っています - 循環器内科
主に冠動脈造影の器材出しと外回り業務を行っています。また、ペースメーカ埋め込み術や電池交換術時のプログラマー操作を行っています。
●手術室業務
脳神経外科の術中モニタリング業務(MEP・SEP・NIRS・TCD)、麻酔器の点検業務を行っています。また、手術使用機器のトラブル時の対応も行っています。
●器機管理業務
当院では輸液ポンプとシリンジポンプ、人工呼吸器、超音波ネブライザを管理しており、それぞれの使用前から使用中、使用後の点検を行っています。
また、院内全ての医療機器のトラブルに迅速に対応し、常に患者に安全な医療を提供できるよう努めています。
●ペースメーカー業務
血管内治療業務で前記しましたが、当院ではペースメーカの新規埋込み術、電池交換術時のプログラマー操作を臨床工学技士が行っています。また、ペースメーカ外来のデバイスチェックや救急患者の一時体外ペースメータ植込みにも対応しています。
●在宅用医療機器管理業務
睡眠時無呼吸症候群を抑制する持続的陽圧換気装置や、酸素濃縮器といった在宅で使用する医療機器の導入からアフターサポートまでの管理を行っています。