認知症疾患医療センターのご案内
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直接電話
070-8807-2308(平日9:00~17:00)
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E-mail
dementia-mc@masu-med.or.jp
認知症疾患医療センターの役割とは
・鑑別診断、初期診断、治療方針の選定など
・BPSD(認知症の行動・心理状態)、身体合併症への急性期対応
・専門医療相談
・診断後の相談支援
・日常生活支援機能
・研修会の開催
ご本人、ご家族の必要に応じて地域の包括支援センターや介護施設などと連携し、住み慣れた地域で医療・福祉・介護サービスが受けられるように支援していきます。
認知症に関するお悩みについて
おひとりで悩まず、まずは相談してみませんか?
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何度も同じことを言ったり、聞いたりする。
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怒りっぽくなったり、疑い深くなった
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物の置忘れやしまい忘れが目立ってきた
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以前はあった関心や興味が失われた
ひとつでも当てはまる場合には、まずはご相談ください。
患者さんへ
診療の流れ ※受診はすべて予約制です。
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1
診療予約
専門スタッフがご本人の様子や生活状況についてお伺いし、診察日の予約をします。
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2
初回診察
ご予約の日時にお越しください。医師の問診・診察後、必要に応じて検査予約をします。
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3
2回目以降の診察
・各種検査、診察、診断
・今後の治療方針について検討していきます。
診察をご希望の方は、認知症疾患医療センターまでご連絡ください。
(専門ダイヤル)
医療機関の方へ
1.紹介状
かかりつけ医の先生で、認知症を疑う患者さんがいらっしゃるときは、紹介状を作成いただき、地域連携室までご連絡ください。
※紹介状は、認知症疾患医療センター宛に作成をお願いいたします。
●紹介状の送信先
枡記念病院 地域連携室までFAXにてご連絡下さい。
FAX 0243-22-3143(直通)
【紹介状】と【認知症疾患医療センター受付票】を一緒に送信願います。
2.診察予約
診察の予約日を当院よりご連絡いたします。
自費検査のご案内
APOE遺伝子検査
あなたの持っているAPOE遺伝子型を調べ、アルツハイマー病発症リスクを知り予防に繋げるのが、APOE遺伝子検査です。
ApoE遺伝子とアルツハイマー型認知症
日本における認知症の過半を占めるとされているのが、アルツハイマー型認知症です。
アルツハイマー型認知症はアミロイドベータペプチドという老廃物が脳内に蓄積し、神経細胞がダメージを受けることで発症します。このアミロイドベータペプチドの蓄積に大きく関わっているとされているのが、ApoE遺伝子のタイプです。
遺伝子のタイプはε(イプシロン)2、ε3、ε4が2つ一組で6パターンの遺伝子型を構成しており、本検査ではどのタイプの遺伝子を有しているかを判定しています。
最も遺伝的なリスクの高いタイプでは最大12倍程度リスクが高くなると言われています。
◆APOE遺伝子検査はアルツハイマー病の発症のリスクを調べるものであり、将来の発症の有無を判定するものではありません。またε4遺伝子型があったとしても、必ずしもアルツハイマー病を発症するわけではありません。
◆アルツハイマー病の発症は遺伝的要因以外に加齢や生活習慣なども関係しています。また、糖尿病や高血圧がアルツハイマー病のリスク因子と言われています。
生活習慣の改善など適切な予防を行えば、アルツハイマー病の発症を防ぐことや遅らせることができると最近の研究でわかっています。
アルツハイマー病発症と関係の深いAPOE遺伝子検査を受け、リスクを知り予防に繋げましょう。
検査の流れ
検査を受けるには、5mLの採血をしていただくだけです。
検査結果は1~2週間後にお知らせします。
(費用は税込です。健康保険は適用できません。)
MCIスクリーニング検査プラス
◆健常の状態から認知症を発症するまでの間の期間であるMCI(軽度認知障害)。認知症予備軍といわれ、そのまま過ごすと約5年でその半数が認知症に移行してしまうといわれています。
◆アルツハイマー型認知症は、発症する20年以上前から主な原因の一つといわれているアミロイドβが脳内に溜まりはじめ、認知機能が少しずつ低下していきます。
「MCIスクリーニング検査プラス」は、アルツハイマー病の前段階であるMCIのリスクをはかる血液検査です。
この検査では、アミロイドベータペプチドを排除する機能を持つ血液中のタンパク質を調べることで、MCIのリスクを判定します。
検査の流れ
検査は採血(7cc)のみ
検査結果は2~3週間後にお知らせします。
こんなことが気になる方におすすめです!
・ 最近、もの忘れが増えてきた…
・ 肥満や糖尿病など生活習慣病の恐れがある…
・ 親や家族の様子が少し変わった気がする…
検査結果について
健康診断と同じように定期的に検査を受けることで、ご自身の変化を早い段階で気づくことができます。
健康な方でも高齢になるにつれて、認知症やMCIのリスクは自然と高まります。検査の結果に関わらず、生活習慣を改善し予防に取り組みましょう。
判定結果はリスクに応じてA~Dの4段階
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A:
1~2年に1回は検査を受けましょう
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B:
1年毎の定期検診を受けましょう
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C:
6ケ月~1年毎の定期検診を受けましょう
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D:
2次検査をおすすめします
(費用は税込です。健康保険は適用できません。)